爪が短いときはショートネイルも可愛いですが、どうしても長くて美しいフォルムにしたいときってありますよね。
そんなときはチップを使って段差もださずに違和感なくツメを伸ばす方法があるので、チップを使って伸ばしてみてはいかがでしょう?
チップなどを使って擬似的にツメを伸ばしてフレンチデザインにすることを「バーチャルフレンチネイル」と呼ばれています。
擬似的に爪長く見せることができるバーチャルフレンチは爪が短い、爪の横幅が広いといった悩みがあり、細長い爪に憧れる方におすすめのネイルです。
爪のベース部分を長く作ることで、より長くきれいなフレンチネイルを作ることができます。
フレンチをやりたいけれどちび爪で子供みたいになる、という方にはぜひチャレンジしてほしいデザインです。
爪を伸ばすと聞くと難しそうなイメージですが、意外と簡単なバーチャルフレンチのやり方をチェックしましょう!
もくじ
バーチャルフレンチで爪を伸ばす(長く見せる)メリット
爪が長いと指も長く見えてバランスがよくなり、手全体が綺麗に見えやすいのが爪を伸ばすメリットです。
爪を伸ばすためには、
- チップを使ったり
- 長さだし用のジェルを使ったり
- ティッシュを使ったり
と色々な方法がありますが、この記事ではチップを使ってさらに違和感をなくす方法を解説しています。
つめ美
長い爪を目立たせるデザインはフレンチネイル
爪を長く見せるためにはデザインも重要になってきて、ネイルデザインのなかでも爪を長く見せる効果が高いのはフレンチネイル。
「ネイルベッド(爪のピンク色の部分)」と呼ばれる、爪とお肉がくっついたピンクの部分が長いことで、フレンチネイルは縦長が強調されてとてもきれいに見えます。
ネイルベットが短いフレンチはどんなに爪が長くても横に広がって見えてしまって縦長に見えず、美しいフレンチには見えません。
そこで疑似的にネイルベッドを作り、きれいな細長フレンチに見せられるのがバーチャルフレンチ。
バーチャルとは疑似的な、仮想的なといった意味がありますが、チップなどで疑似的に爪を伸ばしてフレンチネイルを作るデザインを「バーチャルフレンチ」といいます。
ネイルベッドが短い、爪がちび爪、横幅が広いのが悩み、といった方にはかなりおすすめなデザインです。
バーチャルフレンチネイルに必要な材料
今回は数種類あるバーチャルフレンチの作り方の中で、もっとも簡単なネイルチップを使った方法をご紹介します。
用意するものはこちらです。
- ベースジェル
- クリアジェル(トップジェル)
- ネイルチップ
- ネイルグルー
- ベージュ、もしくはピンクなどの爪の色に近いカラージェル(あまりクリア系でないもの)
- 白のカラージェル(フレンチの先端にくる色。好みのカラーでもOK)
- 爪切り(あればチップカッター)
- ファイル(100G、180Gなど)
- 平筆
- キッチンペーパー
- ダッペンデッシュ
- エタノール
チップを先端につけて長さを伸ばすため、ネイルチップを用意してください。
自爪を伸ばしている場合は、チップを装着せずにバーチャルフレンチにすることも可能です。
またチップは爪の先端に貼り付けるU字型のハーフウェルでも、好みの場所に貼れるフルウェルでもどちらでも構いません。
左側がフルウェル / 右側がハーフウェル
チップはグルー(ネイル用の接着剤)で接着します。
さらにチップをカットして長さを整えるため、チップカッター(爪切りでもOK)とファイルも必要です。
フレンチの先端カラーは、今回は白で作りますが好みのカラーでOK。
さらにネイルベッドに塗るカラーは、自爪に近くて透明感のあまりない色を選んでください。
一般的にフレンチは平筆で作りますが、好みの筆で構いません。
かなり浅めのフレンチを作る場合は細筆でも代用できます。
途中、フレンチのスマイルライン(フレンチのU字型のライン)を整えるため、ダッペンデッシュ(容器)に入れたエタノールで筆を洗います。
バーチャルフレンチネイルで爪を伸ばす方法
爪をよくサンディングして、爪の大きさにあったチップを探します。
横から見て、爪の幅にチップのサイズが合っていることを確認します。
ちょうどいいサイズが見つかったら、チップの裏にグルーを塗ります。
サイドをピッタリ合わせることを意識しながら、チップを貼り付けます。
空気が入らないように、固定されるまできちんと押さえて貼り付けます。
ここでしっかり接着しておかないと、チップの長さを整えるときにずれてしまいます。
かならず、きちんと接着するまで押さえてください。
次に、チップに長さを爪切り(チップカッター)でカットします。
爪の長さと形をファイルで削って整えます。
長さと形を整えたら、チップと爪の境目が目だないように、チップの表面を軽くサンディングします。
この時、チップや爪を削りすぎないようにしてください。
チップの接着部分を削るため、削りすぎるとチップが取れやすくなるので、気を付けて削ってください。
半分だけチップの表面を削った画像です。
チップの左半分の接着部分、爪との境目がわからないように削るとこうなります。
続けてすべての爪との境目が分からなくなるように削ります。
削り終わったら、チップの裏のバリをオレンジウッドスティックなどでとります。
バーチャルフレンチを描く
爪をサンディングし、ダストを払い、クリアジェルを塗布します。
チップを付けている場合も、ダストを払ってください。
チップの削りカスがついています。
次にネイルベッドと同じ色を塗布します。
薄いベージュやピンクなど、自分のネイルベッドの色に合わせて選んでください。
またこの時、伸びたときの違和感がないように、ネイルベッドのカラーは深めのグラデーションにしましょう。
色が薄いようなら2度塗りしてください。
ここで深い(幅が広い)フレンチを作ってしまうと細長く見えません。
平筆に少量の白いジェル(好みのカラー)をとりフレンチを作ります。
爪のサイドの皮を押さえて、ジェルが皮膚につかないようにフレンチを描きます。
端から中央に向かって筆をうごかしてください。
この時、爪の先端のエッジ部分も白できちんとコーティングしてください。
少々ラインが崩れても構いません。
反対側も同じようにフレンチのラインをとります。
筆についたジェルをキッチンペーパーできれいに拭き取り、エタノールで軽く洗ってから、フレンチのスマイルライン(U字型のライン)を整えます。
平筆の角を使って整えましょう。
フレンチのラインが整ったら硬化します。
同じことを2度繰り返し、フレンチ部分をつくり、硬化します。
100均のアイテムなどを使ってフレンチラインを綺麗に描く方法はこちらの記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてくださいね!

バーチャルフレンチネイルデザインを上手に作るコツ
コツはこの2つになります。
- ベースカラー
- 浅めのフレンチ
ベースカラーは違和感のない、自爪に近い色で、透明感のあまりない色にしてください。
透明感が強いと、爪が透けて見えます。
また、どんなに自爪と似たような色でも、根元から塗ってしまうと、伸びてきた時に違和感が必ず出ます。
バーチャルフレンチの場合、ベースカラーはグラデーションで自然に仕上げましょう。
さらにフレンチの先端部分は浅め(幅が細め)であるほど、爪が細長く見えます。
自分の好みのフレンチの幅にしてくださいね。
バーチャルフレンチを作る上での注意事項
フレンチのライン取りはなかなか難しいポイントですが、きれいなラインが取れなくてもあとで修正すればいいので思い切ってフレンチのラインを書いてみてください。
少しづつ少しづつ筆を動かすと、プルプル震えて筆跡が余計に残ってしまい、きれいに仕上がりません。
どうしても上手に書けない場合は、平筆ではなく、細く長いアート筆を使って筆のしなりを利用すると上手に書けます。
しかし、かなり浅め(幅細め)のフレンチになりますのでご注意を。
また、フレンチ用のシールなどを使うと綺麗に描けますよ。
フレンチ用のシールを使った方法はこちらの記事をチェックしてください。

チェックネイルの参考画像
インスタで見かけた素敵なバーチャルフレンチネイルをご紹介します。
デザインの参考にしてくださいね。
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爪が短くてもバーチャルフレンチで細長爪になれる
バーチャルフレンチは爪と同じ色を塗布するこで、ネイルベッドを長く見せるフレンチネイルです。
またチップを使って、爪そのものの長さを伸ばすこともできます。
爪の形がよくないと悩んでいる方は、ぜひチャレンジを!
爪は作れます!!
きれいな爪の形で細長の理想的なフレンチを楽しんでくださいね。