いまやネイルデザインの王道にもなっているタイダイネイル。
タイダイとは「tie(タイ)=絞る」と「dye(ダイ)=染める」を組み合わせた、絞り染め模様のことを指します。
ベースカラーに1色加えてシンプルに、3~4色使ってカラフルなタイダイ柄にすることもでき、かなり万能なデザインです。
しかも、タイダイネイルの作り方を応用すれば、マーブル模様や大理石ネイルも簡単にできるようになるんです。
「でもタイダイネイルって難しそう……」なんて思っていませんか?
タイダイネイルはぼかして作るデザインなので、ぶきっちょさんや単色カラーがムラになってしまうネイル初心者さんにも、かなりオススメのデザインなんですよ!
ぜひタイダイネイルをマスターして、ネイルデザインの幅を広げて下さいね。
もくじ
タイダイネイルデザインの特徴
タイダイネイルとは、絞り染めのようなデザインを指します。
あえて色ムラを楽しむデザインなんですね。
カラフルな色を何色も使ってポップにすることも、同系色でエレガントにまとめることもでき、幅広いアレンジが利きます。
しかし、タイダイネイルのデザインを見ていると、タイダイネイル、マーブルネイル、さらに大理石ネイルの違いがよくわからない、という方も多いはず。
この3つのデザインは、作り方がひじょうによく似ていますが、大まかにこのような違いがあります。
- タイダイネイル・・・色と色の境目をぼかす
- マーブルネイル・・・色を筆で引っ張ってぼかさないデザイン
- 大理石ネイル・・・色の違いをはっきり出すデザイン
この違いを見てもわかるように、タイダイネイルは「色のぼかし」と「色の違いをあまりを出さない」ことが特徴と言えますね。
大理石ネイル(ブラウン系)のやり方とコツ!ジェルで個性的なデザインに
タイダイネイルデザインに必要な材料とアイテム
タイダイネイルを作るには、このようなアイテムが必要になります。
つめ美
タイダイネイルに、特に変わったアイテムは必要ありません。
カラージェルが数色あればOK。
簡単かつきれいに作るためには、同系色のカラージェルや類似したカラージェル数色を使いましょう。
さらにベースとなるカラージェルのほか、2~3色あるとタイダイ柄が楽にできます。
タイダイ柄となるカラージェルは1色でも可能ですが、タイダイを作るのが難しくなってしまうため、数色用意して下さい。
タイダイネイルデザインのやり方

爪に施す場合はサンディング後、ダストを払いベースジェル、さらにカラージェルを2度塗りしてください。

ベースにカラージェルを塗布しないタイダイネイルの作り方もありますが、あまりおすすめしません。
ベースにカラージェルを塗布しないと、端まできれいにカラーが行き届かず、仕上がりが悪くなってしまいます。
対角線上にカラージェルをのせ、さらに爪の中央部分にはジェルをあまりのせないようにしましょう。
次に筆先にクリアジェルを少量とります。
その少量のクリアジェルでカラージェルの輪郭をぼかすようになじませます。
同じようにもう1ヶ所のカラージェルもぼかします。
ここではまだ硬化しません。

2色目も同様に、対角線上、さらに爪の中央部分にスペースを空けるようにのせましょう。
筆に少量のクリアジェルをとり、2色目のカラージェルの輪郭をぼかします。
爪にクリアジェルを塗布しすぎているようなら、筆にクリアジェルをとらなくてもかまいません。

3色目も同じようにのせ、ぼかしていきます。
次に全体のバランスを見て、全体的になじませ、ぼかしていきます。
この時、色のバランスを見ながら、目立たせたいカラージェルを筆先に少量づつとって足しながら、ぼかしていきましょう。
ここで硬化します。
さらに最後にクリアジェル(トップジェル)を塗布し、硬化して完成です。
タイダイネイルを上手に作るコツ
タイダイネイルのコツはこの2つ。
- 配色に気遣う
- カラージェルを広範囲にのせすぎない
タイダイネイルは「同系色を使う」もしくは「類似色を使う」ことで絞り染めにみえてきます。
例えば、このように使うと上手にできますよ。
- ベースに乳白色ピンク、タイダイに白、ピンク、ピンクベージュ
- ベースに白、タイダイにパステルブルー、ブルー、ネイビー
- ベースにベージュ、タイダイに白、ブラウン
さらにカラージェルを爪にのせすぎると、色が混ざりすぎてしまったり、色ムラがでにくくなってしまいます。
「タイダイのやり方」で爪の中央にカラージェルを塗布しないのは、適度な隙間を作るためと、対角線上にカラージェルをのせることでタイダイが楽にできるからなんです。
ジェルは広げすぎない、適度な空間を意識しましょうね。
タイダイネイルデザインを簡単に作る裏ワザ
タイダイネイルを作りたいけれど、筆遣いが難しい、混ざってしまってタイダイにならない、など上手にできない場合は、次の方法を試してみてください。
スポンジを使った簡単にできるタイダネイルデザインの作り方をご紹介します。
スポンジでポンポンたたくだけ、しかもスポンジによってタイダイ柄の出かたが変わってくるので、好みのタイダイが作れるはずですよ。
スポンジを使ったタイダイネイルデザインの作り方

ジェルの付いた部分を爪につけるように、スポンジをポンポン軽く押しつける。
再度硬化しておきましょう。
硬化します。

さらに空いているスペースに同じようにジェルを塗布し、トップジェルを塗布して仕上げです。
タイダイネイルを作るスポンジの選び方
タイダイ柄は使うスポンジによって、仕上がりにちょっとした違いが生まれます。
実はこの画像の3つのタイダイネイルは、使っているスポンジが違います。
左から、粗目キッチンスポンジ、普通のキッチンスポンジ、メイクスポンジなんです。
左のスポンジの上面が粗目、下面が普通、右がメイクスポンジです。
- スポンジの目が粗い・・・色がはっきりとでる
- スポンジの目が細かい・・・色がうっすらと出る
使うスポンジの目の粗さで色の濃さや、タイダイの出かたが変わってきます。
この違いを覚えておくと、自分好みのタイダイ柄が簡単にできるはずですよ。
目立たせたい色だけ粗目スポンジを使ってみたり、色によってスポンジを変えてみる作り方もおすすめです。
タイダイネイルを作る上での注意事項
注意すべきはタイダイ柄となるカラージェルの「ぼかしすぎ」です。
ぼかすのは「カラージェルの輪郭」で、カラージェルすべてではありません。
必ず、カラージェルの濃い部分と薄い部分がしっかりとわかるようにぼかしましょう。
また、「ぼかしすぎてタイダイになっていない!」そんな状況になってしまったら、ちょっぴりカラージェルを足して、色の濃淡を調整してみてくださいね。
意外と簡単にぼかしすぎがカバーできますよ。
タイダイネイルの参考デザイン
インスタで見かけた素敵なタイダイネイルを紹介します。
デザインや色合いの参考にしてみてくださいね。
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タイダイネイルのやり方を動画で確認
タイダイネイルのやり方を動画で解説しています。
画像では分かりにくかった…という方は、ぜひご覧ください。
つめ美
タイダイネイルでネイル上級者になろう
「タイダイネイルって難しそう」きっとみんなそう思っています。
でもジェルをぼかすだけなので意外と簡単ですよね?
実は楽チンなタイダイネイルで、ネイル上級者を装っちゃいましょう!
慣れてくれば色を意識しなくても、タイダイネイルができるようになりますよ。