ネイルチップはハイクオリティなデザインでも自分でかんたんにつけることができます。
でも、正しいつけ方をしないと違和感が出てしまうもの…
自然に見せるためには少しだけコツが必要です。
そんなネイルチップのつけ方には、2通りの方法があります。
- テープでつける
- グルーでつける
テープで付ければジェルネイルと違って取り外しも簡単。
毎日ネイルチェンジすることもできるから、お出かけ用と普段用といった使い分けもできますし外す時などに気をつければ使い回すこともできます。
グルーの場合はかなり頑丈につくので、旅行などでも安心して付けていけます。
この記事ではそれぞれの違和感を感じさせない正しい付け方から外し方まで解説します。
ネイルチップは両面テープとグルーどっちでつけるのがいいの?
ネイルチッップをつけるのに使うテープとグルー(接着剤)は、どちらも一長一短があるので、用途に合わせて使い分けましょう。

それぞれの特徴、メリットとデメリットを説明していきます。
両面テープのメリット・デメリット


- 密着力が弱いので取れやすい
- ネイルチップを使いまわせる
- グルーに比べて爪に優しい
両面テープで貼っているだけなので、簡単につけ外しができてネイルチップを使いまわせるというのが大きなメリットです。
ただ、逆に取れやすいというデメリットも。
取れやすい分、爪への負担はグルーに比べてはるかに軽いのでダメージが気になる人にもおすすめ。
普段はネイルをしないけど、結婚式やパーティーなど短時間だけネイルがしたいという時にぴったりです。



取れにくいグミタイプの両面テープも販売されていますが、着替えなどでひっかけてしまうと取れることがあるので注意です
グルーのメリット・デメリット


- 接着力が高いので外れにくい
- ネイルチップは使いまわせない
- オフする際にアセトンが必要
グルーでネイルチップをつける場合、しっかりと密着させれば1週間程度は持ちますが外すにはアセトンで溶かすしかありません。
そのためチップは使い捨てになります。
その分しっかりと爪にくっつけることができるので、アクティブなお出かけや旅行へ行く時などはグルーでつけるのがおすすめです。
しかし爪へのダメージも多少あるので、毎週のようにグルーでチップを付け替えるのはやめましょう。



そのままお風呂に入っても取れませんし、プールや海、温泉も大丈夫です
ネイルチップをつける前の準備
ネイルチップをつける前に、テープとグルーどちらの方法でもまずは共通の準備があります。
- チップの形を整える
- 必要な場合は甘皮の処理を



少し手間ですが、仕上がりがより綺麗になるのでぜひやってみてください
チップの形を整える(自分の爪に合わせる)
ネイルチップをつける場合は、付け方にかかわらず爪の形に合わせてチップの形も整える必要があります。


横幅を合わせてチップを選びましょう。※サイズの選びかたは後述します


爪の先端の角部分などの形が合わないようなら、チップに合わせて爪を削っても構いません。
どうしても横幅の合うチップがないようなら、少し大きめを選んでください。
チップの横幅が大きい場合はチップのサイドを削ります。
チップと爪の幅がぴったり合うようなら削る必要はありません。
あまりグリット数が大きいファイルで削ると削りすぎてしまうので、180G程度が使いやすいです。


削ったらチップを爪にあてて確認しながら、ピッタリな横幅になるまで削ります。
爪とチップの根元のカーブが合わないと、違和感が出てすぐにチップだとわかってしまいます。
ナチュラルさがなくなってしまうのです。
そこで爪にあわせたカーブを作ります。


甘皮部分のカーブが、チップのほうが大きいですよね。
甘皮部分を丸く削ります。


削ったら爪に合わせてチェックを繰り返して、自爪と近いカーブにして下さい。
この部分の仕上がりが、つけた時にチップ感がでるかどうかを大きく左右します。
ファイルで削った部分にスポンジをかけて、滑らかにしてください。


最後にダストをきれいに払ってください。
これでチップの調整は完了です。
ネイルチップのサイズの選び方
ネイルチップのサイズは以下のことに気をつけてを選びましょう。
- ちょうどいいサイズがない場合は少し大き目を選ぶ
先ほど説明したようにチップは爪に合わせて形を整えるので、ピッタリなサイズがない場合は少し大き目を選びましょう。
ネイルチップに表記されているサイズは爪の曲線を含む場合がほとんどなので、100円ショップの手芸コーナー等にある柔らかいメジャーを使うと測りやすいです。
もしくは糸やテープに爪の幅の印をつけて、定規にあてて測ってもOKです。
必要な場合は甘皮の処理を
甘皮を処理すると、テープ、グルーともに以下のメリットがあります。
- 密着度が増して外れにくい
- 爪が長く綺麗に見える
甘皮やルーズスキンにテープやグルーがついてしまっているとチップが外れやすくなります。
とはいえチップは長期間つけるものではないので、外れないために甘皮の処理までするというのは微妙なところかもしれませんね。
ただ、あまりにもチップが外れやすいという場合は、甘皮の処理をすることで改善する可能性があります。



甘皮やルーズスキンについていないのに外れやすい場合は別の問題かもしれませんが
また見た目にも重要で、甘皮を処理することで爪の縦の面積が増えるので綺麗に見えます。
少しでも綺麗に見せたいという方は甘皮の処理もしてみてくださいね。


ネイルチップの付け方
テープとグルー、それぞれのネイルチップの付け方を説明します。
以下、タップでそれぞれの付け方まだジャンプします。
>>両面テープでつける方法
>>グルーでつける方法
両面テープでつける方法
まずテープでのネイルチップの付け方から紹介します。
頻繁につけ外したかったりチップを使いまわしたいときはテープでつけるのがオススメです。
テープは爪に汚れや油分が付着していると接着力が落ちます。
爪をきれいにしてからチップを付けてください。
エタノールを付けたコットンで爪、爪周りの消毒と油分除去をします。


両面テープをチップの内側に貼ります。


できる限りチップの中央部分、かつ、キューティクルに近いところに貼ってください。
チップからはみ出さないように気を付けましょう。
接着力をあげたい場合は、縦に半分にカットしてこのような貼り方もおすすめですよ。


チップのサイド部分の接着力が上がってはがれにくくなります。
テープの保護テープを剥がし、爪のキューティクルに合わせてチップを貼ります。


この時、チップと爪のサイドも併せてください。
上からしっかりとおさえて貼り付けます。


完成です。
チップと爪のカーブが合わない時の対処法
爪とチップのカーブが合わずに隙間ができてしまう場合は、以下の方法で対処できる可能性があります。
- 両端のみテープをつける
- グミタイプのテープで高さをだして隙間を埋める
カーブが合わないのに真ん中にテープを貼ると両端が引っ張られてしまうので、テープを両端のみつけた方が外れにくくなります。
その隙間の部分にテープを重ねて埋めても密着度が増しますが、薄いテープだと重ねても高さが出にくいので、グミタイプのものを使った方が良いです。
それでもダメなら剥がれるのを前提にしてテープを持ち歩くか、チップは使い回せませんがグルーでつける方が確実です。
グルーでつける方法
続いて、チップをグルーで付ける方法です。
爪をきれいに消毒、油分除去をします。


コットンにエタノールをつけ、爪と爪周りをきれいに拭き取って下さい。
その後、ベースコートを塗ります。
ベースコートを塗ることで爪が保護され、オフしやすくなります。
ベースコートが乾くまで数分待ちます。
グルーはチップではなく、爪に塗ります。
ハケになっているタイプが塗りやすくておすすめです。


グルーが少ないとはがれやすくなるので、少し多めに塗りましょう。
また多めに塗ることで、チップと爪の間に空気が侵入することを防ぎます。
爪のキューティクルとチップのカーブ部分を合わせます。


爪の根元から先端方向に向かって、空気を入れないように貼りましょう。
根元側から貼ることで空気が入りにくくなります。


この時チップのサイドと爪のサイドがずれていないことを確認しながら貼ってください。
チップの上からしっかりと押さえてください。


これで完成です。


チップを貼るときにサイドからグルーがはみ出てしまったら、きちんと拭き取りましょう。
オレンジウッドスティックにコットンを巻き付け、アセトンもしくはリムーバーを付けます。


はみ出たグルーを拭き取ってください。


オレンジウッドスティックを使うと拭き取りやすいですよ。
グルーでつける時の注意事項
爪とチップの間に空気が入るとグリーンネイルの原因になるので、空気を入れずにくっつけることが大切です。
もし空気が入ってしまった場合は、出来ればその日のうちにとってしまうべき。
また「少しぐらついてきたな」と思ったら浮いてきて空気が入っている状態なので、その時もすぐにオフしましょう。
ネイルチップの外し方
ネイルチップの外し方を紹介します。
テープとグルーでは外し方が違うので、注意してくださいね。
両面テープでつけた場合の外し方
テープの場合は、テープの接着力によって外し方が違います。
- テープの粘着が弱いor取れかけている
- 粘着が強いテープを使っている
2通り説明しているので、状況に適した方で外してくださいね。
テープの粘着が弱い場合
この方法はテープが取れかけていたり、もともと接着力が弱いテープの場合に使える方法です。
力を入れすぎると爪が傷んでしまう可能性があるので、ちょっとでも「硬い」と感じたら次の項目の方法で外してください。
オレンジウッドスティックをチップの端、爪との隙間にゆっくりと差し入れます。
必ず根元部分から差し込んでください。
もし根元にスティックが入らない場合は横の隙間から入れてください。


そのまま、チップを浮かすようにスティックを少しづつ奥に差し入れます。
この時、絶対に爪の先端側からスティックを入れないでください。
爪の先端側から剥がすと爪が傷むことがあります。
少しづつ剥がしていきましょう。


綺麗に剥がれました。


剥がし終わったら爪についているテープを除去してください。
チップを使い回す場合はチップ側のテープも剥がしておきます。
チップについたテープがなかなか剥がれない場合は、ピンセットなどで少しづつつまんで剥がしましょう。
爪はエタノールで消毒して、最後にネイルオイルで保湿しましょう。


テープの場合はチップと爪の隙間が空いているため、チップを剥がした後は消毒してください。
雑菌の繁殖を防ぎます。
テープの粘着が強い場合
テープの粘着力が強い、なかなか外せないという場合はお湯でふやかしてから剥がしましょう。
フィンガーボールにお湯を貼ります。
その中に指先を浸します。


フィンガーボールがない場合はお風呂につかりながらでも構いませんよ。
お湯に3~5分程度浸してテープをふやかします。
お湯から指を出し、オレンジウッドスティックを爪の根元、もしくはサイドのチップとの隙間にゆっくり差し込みます。


チップがゆっくりと剥がれてくるので、無理せずスティックを奥まで差し込んで剥がします。


チップが剥がれたら、チップと爪に残ったテープを除去します。
チップについたテープをそのままにしておくと、次回使うときに密着が悪くなるので必ず剥がしてください。
テープを剥がしたら、爪を消毒してください。
最後にネイルオイルで保湿しておきましょう。


グルーでつけた場合の外し方
チップをグルーでつけた時の外し方は、アセトンでチップを溶かすしか方法がありません。
基本的にジェルネイルのオフと同じ方法です。
チップは使い捨てなので、長い場合は切ったり削ったりしてください。


チップに傷をつけてアセトンが染み込むように、サンディングします。
チップに傷をつけることが目的なのでどんなファイルでも構いませんが、目の粗いファイルのほうがオフが早いですよ。


グルーで付けたチップはアセトンで溶かします。
爪周りにネイルオイルを塗って爪を保護します。


爪程度の大きさにカットしたコットンにアセトンをひたし、チップの上にのせます。


小さくカットしたアルミホイルを指先に巻き、そのまま10~15分程度待ちます。


ネイルチップが溶けると以下のようになっています。


完全にチップが溶けてなくなっていますね。
ベースコートも塗っているので、チップを溶かすことできれいにオフしやすくなっています。
爪にベースコートが残っていたらコットンで軽く拭き取ってください。


もしチップが完全に溶けていないようなら、完全に溶けるまで以下の手順を繰り返します。
- オレンジウッドスティックで軽く溶けたチップだけをこそげ落とす
- ネイルオイルを爪周りに塗り、アセトンに浸したコットンを爪に乗せる
ネイルチップが完全にオフできたら、爪周りをエタノールで消毒してください。
最後にネイルオイルで保湿したら完了です。


ネイルチップをテープとグルーでつける方法から外し方のまとめ


どちらの方法でネイルチップをつけるか決まりましたか?
特徴をまとめると、
- テープでネイルチップを付けると外れやすい
- 簡単に取れるから何度も繰り返しチップが使える
- グルーでつけるとチップが取れにくい
- アセトンで溶かすしかオフの方法がないからチップはもう使えない
となります。
シチュエーションによって適したつけ方が変わるので、使い分けることが大切です。
ちょっとしたお出かけのあいだだけチップをつけたいなら、かんたんに外せるテープで楽しんでください。
アクティブな外出や旅行など、しっかりチップを付けたいときはグルーを使うといいでしょう。
プロのクオリティのネイルを自分でかんたんにできる「ネイルチップ」をぜひ楽しんでくださいね
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