ジェルネイルのオフ時間を短縮してくれるのがネイルオフマシーン。
気になっている人は多いと思いますが、
- 「使うのが難しそう」
- 「マシーンでも時間がかかるって聞いたけど…」
- 「自分でジェルオフするより早いの?」
などなど、ネイルオフマシンと自分でジェルをオフするのはどちらが簡単なのか、よく分からないという部分も多いはず。
マシンを使うと、時間や手間がどれくらい変わってくるのか気になりますよね。
そんな疑問を解決するために、この記事ではマシーンのメリットやデメリット、使い方を紹介します。
ネイルオフマシンとは?

ここでいうネイルマシンとは、ボールペン状のグリップの先に、アタッチメントをさしこみ、アタッチメントを回転させることで、ジェルを削ったり爪を磨いたりすることができる機械のことです。
現在、ネイルマシーンは様々なタイプが発売されており、
- 充電式
- グリップ部分だけのタイプ
など、比較的リーズナブルで軽量なマシーンも多くなっています。
一般的なマシンでのオフの方法は、「一層残し」と呼ばれる、カラーやラメ部分をオフしてベースジェルのみ残した状態にしてジェルリムーバーで溶かす方法です。
マシンを使うとジェルを削る部分を時短できるので、ジェルオフがスムーズになります。
最後のベースジェルはリムーバーで落とすので、オフの手順としては手動の場合と同じです。

いつもは手でジェルを削っているところを機械でできるので、速くなるし楽ちんです
オススメのネイルオフマシン
セルフネイラーさんにおすすめのネイルオフマシンはプチトルシリーズです。
プチトルには以下の特徴があります。
- 正回転・逆回転に対応
- スピード調整可能
ネイルオフマシンは逆回転の機能がついていないと、左右の両手でおこなうセルフで使うのは難しいです。
そのため、個人的に逆回転の機能は必須。



逆回転がついていないと逆の手で使ったときに、進行方向と回転が逆になるのでジェルを削るのが難しかったり、ダストが自分の方に飛んできたりします
また、スピードの調整ができるものが使いやすいです。
プチトルはセルフ向けからサロン向けまでニーズに合わせた種類が発売されているので、自分に合ったネイルオフマシンが見つかるはず。
初めてであれば、プチトルC、プチトルMが初心者さん向けです。
Cはプラスチックでボタンも内蔵タイプなので持ち運びも便利ですが、Mの方が回転数の幅が広く素材がメタルで、さらに防塵仕様だったりとワンランクうえになっています。



ちょっとお試しで使いたいならC、長く使いたいならMの方がおすすめです
あと他に、蒸気で落とすタイプのネイルオフマシーンもあります。
興味があれば以下のページをご覧ください。
マシンと自分でネイルオフをするメリット・デメリットを比較
慣れてくれば時短にもなるマシンオフですが、デメリットもあるので説明します。
- マシンやアタッチメントの購入費用がかかる
- 慣れが必要
ネイルオフマシンを購入するのに費用がかかります。
安いマシンも販売されていますが、モノによっては回転力が足りずパワー不足で自分で削った方が早いなんてこともあるので、それなりのマシンが必要です。
また、使い慣れていないと削りすぎて爪を痛めてしまうなんてこともあります。
アタッチメントの回転数を落とせば安全性は上がりますが、あまり削れなくなるのでマシンを使う意味がありません。
それなりの時短を求めるなら、回転数を上げ練習をして慣れることが必要になってきます。



ただ、マシンであるていど削れるようになるとオフそのものが時短になるだけでなく、アセトンでの溶解時間の短縮にもつながるため、爪のダメージが軽減できるメリットがあります
うまく使えさえすればオフの手間を減らせる便利なアイテムがネイルオフマシンですが、費用がかかるのと慣れが必要です。
ネイルオフマシンを使ったオフのやり方
ネイルマシンを使ったオフのやり方を説明していきます。


このような状態から、100G(グリット)前後のアタッチメントを使ってカラージェル部分を削ります。
ビット(マシーン先端のファイル部分)の回転方向と同じ方向にむかってマシーンを動かすようにしましょう。
右利きの方の場合、右回転で、キューティクル周りから爪の先端方向に向かってマシンを動かします。
以下は人差し指の縦半分だけマシンでジェルを削った画像です。


また、ジェルの根元部分は右から左に向かって、爪を削らないようにマシーンを動かします。


カラージェルやラメ部分だけを削り、ベースジェルだけが残ると画像のようになるはずです。


カラージェルやラメ部分だけを削り、ベースジェルだけが残ると画像のようになるはずです。
ここからは通常のオフと同じ手順です。
キューティクル周りにオイルを塗り、アセトン(ジェルリムーバー)を付けたコットンを爪におきます。


アルミホイルを巻いてジェルに浸透させ、10分ほど時間をおき、溶かします。


溶けたジェルをキューティクルプッシャーなどで取り除き磨きます。


軽くジェルを取り除くとこのようになります。


残ったジェルをファイルで軽く削りとり、最後に磨いて仕上げて完成です。


自分でジェルオフする手順
簡単ではありますがマシンとどこか違うか分かりやすくするために、自分でオフする手順も説明しておきます。


ジェルリムーバーの浸透がいいように、ジェルネイルの表面にファイルで傷を付けます。


ファイルでカラージェルやラメ部分をできる限り削ります。
この削る作業がマシンと比べた時にもっとも大変な部分です。
かといって、あまり削らないでジェルリムーバーで溶かそうとすると、なかなか解けずに時間がかかってしまいます。
そのため、できる限り削ったほうが良いです。


アセトンを付けたコットンを爪に置き、アルミホイルで巻きます。


アルミホイルを巻いて10分ほど待ちます。


ほかの指でも同じことをしている間に時間がたつはずですよ。


時間を置くとジェルが溶けてくるので、溶けたジェルをキューティクルプッシャーなどでとり除き、ファイルでこびりついたジェルを軽く削り、最後に磨きあげて完成です。


今回は手順を簡単に説明していますので、仕上げの方法など詳しくはこちらの記事をご覧ください。
自分でネイルオフのメリット・デメリット
自分でジェルネイルをオフするデメリットは、時間がかかることです。
しかし、機械と違って削り加減を自分でコントロールできるので、安全性が非常に高いといえます。
マシンやアタッチメントの購入費用がかからない点も、メリットですよね。
ただ、マシンに比べると何しろ時間がかかるのが難点。
さらにきちんとジェルを削らないとアセトンでの溶解に時間がかかり、爪に負担がかかります。
マシン・自分でジェルオフのメリット・デメリット比較
マシンと自分でのジェルオフの違いを比較してみます。
マシンオフの場合
メリット | デメリット |
---|---|
時短につながる アセトン使用時間が短縮され、爪へのダメージが減少 | コストがかかる 慣れないと扱いが難しい |
自分でオフの場合
メリット | デメリット |
---|---|
コストがかからない 安全性が高い | 時間がかかる アセトンによる負荷がかかりやすい |
じっさいに使えるレベルのマシンだと、価格は数千円から1万円前後です。
自分でオフをするなら、アセトンの費用だけなのでほぼコストはかかりません。
マシンを購入するか迷ったら、「オフの頻度=マシンの使用頻度」も考えた方が良いです。
セルフジェルは3~4週間に1度ほどだと思うので、マシンに慣れるのに時間がかかります。
もっと頻度が少ないとマシンに慣れるのにさらに時間がかかってしまいますよね?
慣れないと安全性を重視するあまり回転数を抑えて使用するため、マシンを使っているのに時間がかかる、ということも十分考えられます。
慣れるまでの我慢ではありますが、年に数回しかネイルをしないという人はマシンを使いこなせるまでに長い時間がかかりそうです。
おすすめのジェルオフの方法は?
マシンを使う使わないの前に、まずは自分でオフをできるようになる必要があります。
自分の手で「ジェルをどれくらい削った方が良いのか?」などをきちんと覚えなければいけません。



自分でオフをする時は一気に削りすぎてしまったということは起こりませんが、マシンだと削りすぎてしまう可能性もあるので
また爪の削りすぎはジェルの持ちを悪くします。
まずは自分できちんとオフをできるようになってから、マシンを購入するか検討しましょう。



ただしく使えるようになれば、オフマシンはとても便利なアイテムです
マシン以外でジェルオフを簡単にする方法
どうしても自分でジェルをオフするのに時間がかかって嫌だけどマシンもちょっと抵抗がある、という方にお勧めの方法があります。
「ベースジェルは密着の高いものを、カラー、トップジェルはオフしやすいものを選ぶ」という方法です。
オフしやすいジェル=取りやすいジェルです。
ベースは持ちがよく、そのほかはオフしやすいジェルを選ぶとオフする時の手間が全然変わりますよ。
以下のシャイニージェルなんかは弱酸性で爪に優しくオフもしやすいジェルです。
また、マシンを使いたいけどちょっと抵抗がある場合、ネイルサロンやスクールなどでマシンオフ講座をやっていたりするので、受講してみるなんて方法もあります。
なによりも安全を重視してジェルネイルを楽しみましょうね!
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