ジェルネイルってどれくらいの頻度で付け替えれば良いの?
ジェルが剥がれるまでは付けっぱなしで良いの?
ジェルネイルって間隔はどれくらいあければいいのか、どれくらいの頻度で塗って良いのか分からないですよね。
「ジェルのオフはオンよりも重要」とプロネイリストの間では言われています。
ただしくオフができないと、
- ジェルの持ちが悪くなったり
- 均一にオフできないことで仕上がりが悪くなってしまったり
といったことがおこります。
この記事では爪に優しいジェルオフの方法と、オフの頻度などについて詳しく説明しています。
つめ美
もくじ
ジェルネイルをオフする理想的な頻度・間隔
ネイルファンにとって次のジェルのデザイン選びは楽しみのひとつでもあります。
しかし早くネイルチェンジしたくてもオフのし過ぎは禁物。
ジェルをオフする際に使用するジェルリムーバーの主成分アセトンは、爪にダメージを与えます。
ジェルはオンすることよりもオフするほうが負担がかかるので、ジェルオフのサイクルとして「3~4週間ほど空けること」が理想的です。
ジェルオフは3~4週間に1度がベスト
「ジェルのオフは3~4週間に1度が理想的」これには理由があります。
- オフしすぎはアセトンによって爪が乾燥し、ダメージの原因に
- オフしないと爪が伸びすぎて折れる危険性が高まる
- オフしないとジェルが浮いてきて雑菌が繁殖するリスクが高まる
オフしすぎはアセトンによって爪が乾燥してダメージの原因に
ジェルを溶かすアセトンは刺激の強い溶液です。
肌や爪に触れることで、細胞間脂質と呼ばれる保湿成分が奪われ爪が乾燥し、乾燥した爪はもろく割れやすくなります。
オフしないと爪が伸びすぎて折れる危険性が高まる
もろく痩せた爪はジェルの密着が悪く、剥がれる可能性が高いです。
ジェルがはがれるときは3層に重なっている爪の上部の1層も一緒にはがれ、さらに爪が薄くなったり2枚爪の原因にもなります。
オフしないとジェルが浮いてきて雑菌が繁殖するリスクが高まる
オフせずほうっておくと、爪が伸びて折れる危険性が高まるだけでなく、ジェルが少しづつ浮いてきて雑菌が繁殖してしまいます。
さらに浮いた部分が広がりジェルだけがべりっと剥がれ、爪のダメージにつながることも。
3~4週に1度のオフの頻度は、「爪の健康を維持するため」でもあるんです。
オフの後はジェルネイルは休んだほうがいいのか
1度つけたジェルは3~4週間後にオフが理想、では次のジェルはいつオンするのがベストなのでしょうか?
「必ず爪を休ませたほうがいい」というわけではありません。
爪が傷んでいないのなら、オフ直後にジェルを付けてOKです。
しかし、爪が傷んでいるようなら3ヶ月程度お休みしましょう。
休ませる目的は健康な爪に戻すことです。
お休み期間は完全に爪が生え変わると言われている「最低3ヶ月」ほど必要と思ってください。
以下の状況の場合は、爪が傷んでいる可能性があります。
- 爪が以前より薄い・ぐにゃっと曲がりやすくなった・折れやすくなった
- 以前よりもジェルの持ちが悪くなってきている
- ジェルの硬化時、以前と比べて痛みを感じるようになった
当てはまるようなら爪が痩せてきている証拠です、お休みしてくださいね。
つめ美

セルフでジェルネイルをきれいにオフする方法
ここでジェルネイルをきれいに、かつ爪にダメージを与えにくいオフの方法をご紹介しますね。
ジェルオフに必要なアイテム
ジェルオフに必要な材料はこちらです。
- ファイル(100G、180G各1本づつ)
- スポンジファイル(220~280G程度)
- エメリーボード
- ネイルオイル
- アルミホイル
- コットン
- アセトン(ジェルリムーバー)
- ピンセット
- シャイナー
- キューティクルプッシャー(金属製のもの、なければオレンジウッドスティックで代用可)
- エタノール(消毒液)
ファイルとはやすりのことを指し、目の粗さはグリット(G)という単位で表されます。
数が少ないほうが目が粗く、ジェルを削るファイルは100G、180Gの2種類が目安です。
さらにエメリーボードは自爪を削るファイルで、長さの調整に使います。
アルミホイルは使いやすいように、指先に巻き付けられる程度の大きさにカットしておきましょう。
コットンも爪より少し大きめにカットしてください。
ジェルオフのやり方

すべての指の爪周りを消毒してからオフをします。
アセトンをジェルに浸透させるため、さらにアセトンで溶かす時間をできるだけ短縮するために、ジェルを削って傷を付けます。
全体的に削るとツヤがなくなります。
できることなら、カラージェルの部分がなくなるまで、ざっと削れるといいです。
ただ、間違って自爪を削ってしまいそうなら、ジェルの表面だけでも構いませんよ。
その乾燥から守るために、キューティクル周りにオイルを塗ります。
爪周り全体にオイルを塗っても構いませんよ。

コットンにアセトンをつけ、爪にコットンをのせます。
アセトン(ジェルリムーバー)の量が少なすぎると、ジェルが溶けません。
コットンがひたひたになる程度のアセトンの量を使ってください。
爪にアセトンをのせたら、アルミホイルで巻きます。
アセトンは揮発性なので、アルミホイルを巻いて蒸発を防ぎながら爪にジェルに浸透させます。
このまま10分程度待ちます。
同じことをほかの9本の指で繰り返しているうちに、10分程度は経過するはずです。

アルミホイルを外すと、ジェルが柔らかくふやけています。
ふやけたジェルを、キューティクルプッシャーで軽くこそげ落とします。
このとき、無理やり擦ってはいけません。
ふやけたジェルのみを取り除く感覚で行いましょう。
もし、あまりジェルがふやけていないようなら、さらにアセトンを巻いて時間をおいてください。
ほかの9本も同じように行います。
ジェルがこびりついている箇所があるなら100G→180Gの順で、ジェルがあまりついていないようなら180Gのファイルで爪表面を軽く整えます。
次に長さをエメリーボードで整えます。
今の爪の状態はジェルがすべてオフできている、自爪の状態です。
必ず一方通行でエメリーボードをかけてください。
左右に擦るように削ると、2枚爪の原因となります。
10本すべて同じように行ってください。
ネイルオイルを爪表面に塗ってください。
爪表面をスポンジファイルで磨きます。
スポンジファイルは左右に往復しても構いません。
爪の際の細かい部分まできちんとスポンジをかけましょう。
スポンジファイルの表と裏で、目の粗さが違う場合は、目が粗い(数字が小さい)→目が細かい(数字が大きい)順でスポンジをかけてください。
10本すべて行います。
シャイナーも目が粗いほうから細かいほうへと順にバッフィングしてください。
シャイナーを使うと爪がピカピカになり、仕上げとなります。
最後に爪が乾燥しないようにネイルオイルで保護します。
セルフでジェルネイルをオフするときの注意事項
ジェルオフの注意点はこの2点です。
- アセトン(ジェルリムーバー)の扱い
- 爪の削りすぎ
アセトンはできるだけ肌につけない
ジェルリムーバーの主成分であるアセトンは、プラスチックを溶かすほど刺激の強い溶液です。
肌や爪の油分を奪い乾燥の原因となります。
アセトンを使う際は、爪周りに必ずネイルオイルを塗ってくださいね。
そのほか、このような点に注意してください。
- なるべく肌に触れさせない
- アセトンで溶かす時間をできるだけ短くする
- プラスチック製品などにつけない
- 揮発性なので、容器のふたは必ず閉める
爪を削りすぎないためには
アセトンの使用時間を短くするには、できるだけジェルを削る必要があります。
しかし、ジェルを削りすぎるあまり、爪を削ってしまう方が多いので注意が必要です。
- ファイルでどこを削っているのかよく確かめる
- 削りすぎているかよく分からないようなら、あまり削らない
アセトンの使用時間はできるだけ減らすべきですが、爪表面を削りすぎてしまうくらいなら、アセトンで気長にジェルオフしたほうがまだ安全です。
ジェルをあまり削らずアセトンメインで溶かしていく場合は、ネイルオイルを十分に使って油分を補給しながらオフしてくださいね。
セルフでもジェルネイルのオフを正しくやれば爪は健康!
セルフでも爪を傷めずにジェルをオフすることはできます。
- オフは3~4週間に1度
- オイルで保湿しながらオフ
- 爪を削りすぎない
この3つに気を付けていれば爪は傷みにくいです。
もし痛んでしまったら、3ヶ月程のお休みをとってくださいね!
ジェルは健康な爪だからこそ、楽しめるファッションですから。