フレンチネイルはネイルアートの中でも、不動の人気のデザインネイルです。
普段使いに向いているシンプルさと、上品な印象は他のデザインネイルでは真似できない唯一無二の存在とも言えます。
初夏からはクリアベースで楽しんで、ネイルから涼しいおしゃれを楽しむこともできますが、シンプルだけどセルフネイルでは難しいと思っている方も多くいらっしゃいます。
ここでは、そんなシンプルだけどやりにくい、フレンチネイルの基本的なやり方やいろんなデザインをご紹介していきましょう。
もくじ
フレンチネイルの特徴
まずはじめにフレンチネイルの特徴を紹介しましょう。
フレンチネイルは、爪の約3分の1程度先の色を変えて塗る、ネイルアートのことを言います。
オーソドックスなフレンチネイルは、クリアベースに白のデザインで、ネイル検定、ジェルネイル検定では試験の課題になるくらい基本中の基本のデザインです。
フレンチネイルを制するものは、ネイルアートを制すると言っても過言ではないですね。
セルフネイルでつまずいてしまうのが、綺麗なフレンチラインができないというポイントです。
今回は、そのフレンチラインをうまく引くやり方も、初心者さんから中級以上の方に向けてご紹介していきましょう。
フレンチネイルに必要な材料
フレンチネイルをするのには写真のような材料が必要になります。
つめ美
今回は色がわかりやすいように黒のフレンチを作っていきます。
材料は基本のフレンチネイル用なので、デザインに合わせて調整してくださいね。
フレンチネイルのやり方
フレンチネイルのデザインの作り方も様々です。
ここではいくつかのタイプ別でやり方をご紹介していきましょう。
普通に作るフレンチネイル


ジェルネイルの基本、ベースコートジェルを塗る前の大切な過程になります。
自爪を削りすぎないようにするのが大きなポイントです。


ベースコートジェルは、爪とジェルネイルの支えになる部分です。
リフトや塗り漏れがないように、慎重におこなうようにしましょう。
硬化後、未硬化ジェルを拭き取ってカラージェルを塗っていきます。

フレンチラインで難しい工程になるのが、フレンチラインを上手に描くことです。
まずは右左の描きやすいほうから、斜めにカラージェルを塗っていきます。
このときのコツは、中心に向かってまっすぐ線を引くように塗ることです。

両方ば交わるところを中心にすることで、フレンチラインが綺麗に描けます。
できるだけ真ん中を意識して、Vを描くようにカラーを入れていきましょう。

フレンチネイルのコツでもご説明していますが、真ん中を埋める時に筆を扇形に開いて、曲線を作るようにカラーでVの間を埋めてフレンチラインを作ります。

フレンチラインがしっかり決まれば、硬化をしておきます。
サイドのラインはジェルが崩れて色が滲んでしまうこともあります。
形が決まったら早めに硬化をするようにしましょう。

フレンチラインの上に、シルバーラメでラインを入れることで大人フレンチネイル、少し華やかなフレンチラインを作ることができます。
また、初心者の方などフレンチラインが上手に描けなかったというときも、ラメを上からなぞるだけで失敗したラインをぼかすこともできます。
クリアジェルを塗って、カラージェルとの段差を埋めるように硬化をします。

スワロフスキーなどは、シンプルなデザインネイルのアクセントにピッタリのパーツです。
さらに小さめのパールは、フレンチネイルの持ち味を殺すことなく映えるパーツなので、今回はこの2つを使ってデザインしていきました。
パーツをおくとき、フレンチラインにのせてしまうよりも、ラインに沿っておくとまとまりのある仕上がりになります。
トップコートジェルを塗って硬化、未硬化ジェルを拭き取って完成です。
シールを使った簡単フレンチネイルのやり方
次に、初心者さんにも簡単にできるフレンチラインのやり方(初級編)を2つご紹介していきますね。
- マスキングテープを使った方法
- フレンチ専用テープを使った方法
※ベースコートジェルを塗った後からの手順です。

お家にあるどんなマスキングテープでもOKです。100円ショップでも購入できます。
ラインはまっすぐになるようにテープを貼ってマスキングしておきます。
※セロテープなどの粘着性の高いものは、粘着剤が残ってしまうことがあるのでおすすめしていません。

カラージェルはテープにかかっても大丈夫です。
ベタ塗りでOKなのでとても簡単です。
2度塗りをするときは、その都度マスキングテープを変えるようにしておくと、綺麗に簡単フレンチが楽しめます。

マスキングテープをつけたまま硬化すると一緒に固まってしまい、フレンチラインがうまくできないので、マスキングテープは必ず取って硬化します。
注意点はマスキングテープを剥がすとき、ジェルがはねてしまったりすることがあります。
そういうときは、綿棒やウッドスティック、爪楊枝などではねてしまったジェルを拭き取ってから硬化をするようにします。
クリアジェル→トップコートジェルと工程を重ねてフレンチネイルの完成です。
フレンチ専用テープを使った簡単フレンチ
ネイル専門、100円ショップなどでも手に入るのがフレンチライン専用テープです。
このテープもフレンチラインを簡単に作るのにとても便利なアイテムです。

写真のように、ピンセット等細かい作業ができるものがあれば、よりスムーズに作業ができます。

真ん中に青のラインがあります。
それが爪の中心をまっすぐに通るイメージでシールを貼ります。
何度も貼り直しをすると、形が崩れることもあるので、中心の線を意識しながら真ん中から貼ると左右対称に貼ることができます。

カラージェルはシールに重なってしまってもOKです。
ベタ塗りで簡単に塗ることができます。
分厚く塗ってしまうと、硬化で未硬化ジェルが多く残ってしまうこともあるので、一回で塗るジェルの量は薄め、少なめを心がけましょう。

硬化の前にシールは剥がします。
硬化する前に、はねているジェルやはみ出している部分のカラージェルを爪楊枝などを使って綺麗にとっておきましょう。
ラインが崩れているところは、硬化していない状態ならば、ジェルを微調整することができます。
一度硬化、クリアジェル→トップコートジェルと硬化を繰り返し、未硬化ジェルを拭き取って完成になります。
ダブルラインフレンチネイルのデザインとやり方
ダブルラインフレンチネイルは、フレンチネイルでもカラーを重ねたデザインで、単色塗りと合わせてデザインネイルに入れることで、さらにデザイン性が上がるフレンチネイルです。
ネイルフォームが丸くても四角くても、洗練されたデザインになるので、デザインの見本にスクエアのデザインを、工程のデザインはオーバルタイプの爪を使ってご紹介していきましょう。
まずはダブルラインの、下のフレンチラインになるカラーから塗っていきます。
基本2度塗りですが、ラインの部分をはっきり描いて、下の部分カラーは薄めの2度塗りにしておくと、爪全体の印象がが重たくならないでしょう。
ダブルラインにするときは、少し下のラインを深めのフレンチネイルにすることで、色のコントラストを楽しむことができます。
浅めのダブルラインを描きたい方には、ダブルラインの色を真逆のものにしたり、色のトーンを変えることではっきりとしたダブルラインが描けるようになるので、その方法が一番のおすすめですね。
上のラインのカラーを入れていきます。間隔は2ミリ以上空けるといいでしょう。
2度塗りで発色のバランスを整えましょう。
フレンチラインを重ねて描くのが難しいときは、上述のフレンチラインを作るテープなどを使うと綺麗なラインができます。
トップコートジェルで仕上げて完成になります。
ダブルフレンチラインの場合、下のカラーのトーンを抑えて、上のカラーは明るめやビビットカラーのような彩度の強いカラーを入れるといいでしょう。
濃い目の色を下に入れると重ね塗りに失敗することもあります。
上手に仕上げるコツとして、下のカラーは淡く薄めのカラーを選ぶようにしましょう。
写真のようなデザインのように、単色塗りと同系色でまとめても、バランスのいいデザインネイルに仕上がります。
フレンチネイルのコツ
フレンチネイルをするときに、一回でフレンチラインを作ってしまおうとすると失敗してしまうことがあります。
簡単なやり方は、Vの字ににラインを引き、真ん中を写真のように筆を扇状に広げて塗るやり方が、一番綺麗にフレンチラインが引ける方法です。
筆の根元から広げるように使うと、筆先全体にバランスよくカラーがのります。
ぜひフレンチネイルを作るときの参考にしてみてくださいね。
フレンチネイルの注意事項
フレンチネイルの注意点として、左右のバランスがとても大事になってきます。
真ん中に十字線を引いたとき、できるだけこの中にフレンチネイルが均等に入っていると、バランスよく作れていると言えます。
両端からフレンチラインを引くときには、同じ高さから引くようにするだけで見栄えも大きく変わるでしょう。
フレンチネイルの参考デザイン
インスタで見かけた素敵なフレンチネイルをご紹介します。
デザインや色合いなど、参考にしてみてくださいね。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
フレンチネイルはシンプルで身近にできるデザインネイル
ジェルネイルでデザインネイルを作ろうと思うと、難しいと思われがちです。また利き手に施すのも難しいですよね。
しかし、フレンチネイルはシールなどを使えば、利き手でも簡単にできるのでより身近に感じることができますよね。
はじめは簡単なフレンチネイルから、慣れてきたらどんどん応用をマスターしてもOK◎です。
ネイルアート初心者の方でも簡単にできるデザインなので、ぜひ試してみてくださいね!