カラージェルはメーカーによって特徴があり、同系色でも発色が全然違います。
メーカーによってテクスチャーもぜんぜん違って使いやすさも変わるので、好みのカラージェルに出会うのに時間がかかることも。
いろいろなカラージェルを試そうと思っても、ブランドや種類が多すぎて買っているときりがありません。
そこでこの記事では、使いやすいカラージェルからブランドごとの特徴まで解説しています。
- どのブランドを買えばいいんだろう?
- 同じブランドでそろえたほうがいいのかな?
そんな疑問を持っているセルフネイラーさんはぜひご覧くださいね。
つめ美
もくじ
カラージェルのおすすめブランド
ネイルポリッシュもですが、カラージェルもメーカーやブランドによって得意なカラーがあり、
- シアー系が多い
- パステル調の発色がいい
などの特徴があります。
これを知っておくと好みの色や使いやすい色を見つけやすいですよ。
今回は使いやすくてネット購入可能なカラージェルメーカーを中心にご紹介します。
あまり知られていないメーカーもありますが、プロのネイリストも使っているようなブランドなので品質的にも安心です。
爪に優しい弱酸性で高品質の「シャイニージェル :Professional」
シャイニージェルのはネイルサロンでも取り入れられているネイル用品メーカー。
ジェルは全て爪に優しい弱酸性で、国内生産なので安心度も高いです。
混ぜて色を作るためのカラージェルのセットなどもあり、使いやすい高品質なブランドです。
シャイニージェルの特徴
- 混ぜることを前提に作られたカラージェルがある
- 弱酸性で爪に優しい
- オフがしやすい
シャイニージェルには混ぜることを前提に作られた三原色のカラーセットがあることが最大のオススメポイントです。
カラージェルは混ぜても使えるものですが、これは初めから混ぜることを前提に作られているので綺麗に混ぜることができるため非常に使い勝手が良いです。
この三原色セットだけでも多くの色が作れますが、これにホワイトとブラックのカラージェルがあれば何色でも作れます。
テクスチャーも柔らかすぎず固すぎないので扱いやすいのも嬉しいポイント。
シャイニージェルのカラージェル「Professional」はまずオススメしたいカラージェルです。
シャイニージェルはアマゾンや楽天市場でも購入できますが、三原色がセット販売されているのは公式サイトのみです。
つめ美
さらにシャイニージェルには最低限のアイテムが揃っているスターターキットがあります。
余計なアイテムがついていないシンプルなセットで単品で購入するよりもお得。
サンディング不要の爪に優しいベースジェル、発色の綺麗なカラージェル、ツヤッツヤのトップジェルという高品質なネイルをぜひご体感ください。
つめ美
オフィス仕様におすすめ「ネイルフォーオール:エンジェルクイーン」
ネイルフォーオールは通販がメインのネイル専門ショップで、プロのネイリストだけでなく、誰でも自社サイトなどからの購入が可能です。
ジェル以外のネイルアイテムも、ネイルフォーオールのサイト上で販売されているので便利。
なによりも価格がリーズナブルな点がおすすめのカラージェルです。
ネイルフォーオールの特徴
- 肌なじみの良い色が多め
- 流行を追った新商品がよく出る
- ピンク・ベージュが多い
- 未硬化ジェルが少し多め
常に流行を意識した色が多いメーカーです。
色のトレンドごとに細かくブランドが分かれ価格にばらつきがありますが、扱いやすさにはあまり変わりがありません。
またピンク系やベージュ系などのオフィス定番カラーの種類が多いのも特徴です。
少し柔らかめで薄付きも可能なジェルではありますが、未硬化ジェルが若干多いため細いラインなどを描くとにじむことがあります。※後ほど詳しく解説していますが、未硬化ジェルが多いとグラデーションなどのにじませる系のデザインの時は使いやすいです。
パール系カラーがおすすめ「セブンエステ:OMD」
エステ商品を扱う卸問屋が製造したジェルブランドです。
ここ数年で誕生した新しいブランドなので知名度は低めですが、自社サイト以外の通販サイトでも購入が可能で買いやすくなっています。
コンテナが可愛いのでネイルタイムの気分が上がりますよ。
OMDの特徴
- パール系カラーが得意
- カラーバリエーションが豊富
- ジェルの粘度表記がある
- 2gのお試しサイズあり(色による)
4g / ¥1,300前後
カラー顔料の粒子が細かいためムラになりにくいです。
また、特徴としてコンテナ容器ジェルに粘度表記があります。
粘度表記は5段階に分かれており硬ければ硬いほどポイントアートに向いており、柔らかければ柔らかいほどさらっとした塗りやすい使い心地。
薄づきが好きな人はさらっとしたもの、ぽてっとした濃い色が好きな人は硬めのジェルを選ぶといいですよ。
うっすらナチュラル系「ナチュラルフィールド:メルティジェル」
ナチュラルフィールドはプロネイリスト向けの商品ですが、ネット販売でセルフネイラーさんでも購入が可能。
ネイリスト検定にも使われるブランドでなので、信頼度も高く安心して使うことができます。
小さめコンテナで価格もリーズナブルな点がおすすめのポイントです。
メルティジェルの特徴
- 透明度の高いジェルが多め
- さらっとして薄付き
- カラージェルなのにツヤがある
スタンダードなカラージェルは透明度が高くさらっとした使い心地が特徴です。
薄い色でジェルかどうかわからないほどナチュラルな仕上がりを好む人におすすめ。
グラデーションなど爪の伸びを目立たせたくないデザインにも適しています。
ただし色が薄いためフレンチネイルなど、はっきりとした色を出すデザインには向いていません。
カラージェルそのものにツヤがあるため、ラメ入りのジェルも輝きがきれいで人気です。
マットカラー発色抜群「岡本商会:ローズジェル」
岡本商会という美容専門の卸問屋が製造したカラージェルです。
実店舗ではプロしか買うことができませんが、ネットでは一般の人でも購入ができます。
プロ向け商品にもかかわらず、小さめサイズのジェルもあり価格も安め。
購入は岡本商会の自社サイトのみになっています。
ローズジェルの特徴
- ビビットカラーの発色がいい
- 濃い色が多い
- 未硬化ジェルが少ない
- テクスチャーが少しだけ硬め
色の種類は少ないですがマットで濃い目の色が多く、発色が良いブランドです。
にじみが少ないため、細筆で描くアートやすっきりとしたラインを生かすフレンチネイルなどはかなりきれいに仕上がります。
メーカー毎の特徴を比較!カラージェルの使い分け方
各ブランド、特徴をまとめてみました。
色 | 硬さ | 未硬化ジェル | |
---|---|---|---|
ネイルフォーオール | ピンク・ベージュ系が多い | 適度 | 多め |
OMD | パール系多め・色豊富 | 粘度表記あり | 少ない |
メルティジェル | シアー系多め | 柔らかい | 多め |
ローズジェル | 濃い目の色が多い | 適少々硬め | 少ない |
各項目について補足していきますね。
ジェルの硬さによる違い
硬めのジェルは伸びがあまりよくありませんが、顔料が多く含まれ発色がいい傾向にあります。
そのため濃い色などは少々硬めのジェルが多くなっています。
未硬化ジェルが多いジェルの使い所
未硬化ジェルが多いカラージェルは少しにじみやすい傾向があります。
そのためアートなどには不向き。
しかし、硬化時間を長めにするなどの工夫をして未硬化ジェルをできるだけ減らすと、アートの際も扱いやすくなります。
また、未硬化ジェルが多いと、グラデーション系のデザインははにじみを生かしてきれいに仕上がります。
カラージェルの使い分け方
カラージェルはブランドごとの特性を生かした使い方がおすすめです。
例えばローズジェルや硬めのOMDなどはアートやはっきりしたラインが重要なフレンチなどに適しています。
メルティジェルやネイルフォーオールは柔らかめなので、ワンカラーやグラデーションにおすすめです。
使いたいデザインや好みに合わせてブランドの特徴から選んでみてください。
とはいえ、「いろいろなネイルデザインにチャレンジするためにいろいろなカラージェルが欲しい」というのが本音ですよね…?
そんな人におすすめな方法があります。
……じつは、カラージェルは混ぜて使えるんです!
そのため、持っているカラージェルを混ぜることで色を増やすことができます。
ただいくつかポイントがあるので、混ぜるときの注意事項やコツなどをチェックしていきましょう!
カラージェルを混ぜて色を増やすポイント
カラージェルはただその色を塗布するだけではありません。
混ぜて使ってもOK。
「ブランドの違うジェルを混ぜないでください」と各メーカーは推奨しますが、ブランドの違うジェルを混ぜても全く問題ありません。
事実、サロンのネイリストさんも混ぜてオリジナルの色を作っています。
しかし混ぜて使うには条件があります。
カラージェルの上手な使い方のコツをご紹介しますね。
ライトの種類が一緒なら混ぜて使える
ブランドやメーカーの違うジェルを混ぜても問題なく硬化します。
ただし、各メーカー、ほぼ同じ材料でジェルは作られていますが、その配合量はブランドによって異なります。
そのため、混ぜてしまうと若干の硬化時間の違いなどが生まれるため混ぜることが推奨されないのです。
他メーカーを混ぜて使うには以下の点に気をつけてください。
- ライトの種類をそろえる
- 効果時間の違うジェルを使った場合、長い方の時間に合わせる
- 濃い色を混ぜたときは長めに硬化する
- 混ぜたジェルはすぐに使い切る
UVライトで硬化するジェルと、LEDライトで硬化するジェルを混ぜてはいけません。
必ず硬化するライトの種類は揃えましょう。
また、ブランドが違うと含まれる顔料の量が異なるため、時間を置くと顔料が分離する可能性があります。
混ぜたジェルはすぐに使い切ってくださいね。

つめ美
あると便利なミキシングジェルはクリアジェルで代用
最近よく耳にするようになったミキシングジェルとは、カラーの透明度を上げたり、粘土が高すぎるジェルを薄くするために使うジェルです。
このミキシングジェルは爪への密着を高めるものではないため、クリアジェルとは厳密には違いますが、クリアジェルで十分に代用できます。
- 透明度がほしいとき
- カラージェルを混ぜたら硬くて塗布しにくいとき
このような場合は使ってみてください。
カラージェル同士を混ぜると顔料の密度が増えてジェルが硬くなる時があるので、そんな時はクリアジェルを混ぜると塗りやすくなりますよ。
もちろんクリアジェルとカラージェルのブランドが違っても問題ありません。
持っておくべき色は黒と白
自分の好みの色意外に持っておくべきなのが、黒と白のカラージェル。
できれば未硬化ジェルの少ない硬めのジェルで、発色の良いローズジェルなどのブランドがおすすめです。
- 好みのカラージェルに黒を混ぜてダーク系カラーを作る
- 好みのカラージェルに白を混ぜてパステルカラーを作る
- 好みのカラージェルに黒と白(=グレー)を混ぜてスモーキーカラーを作る
黒と白を混ぜるだけで、このように最低でも3パターンは色が増えるんです。
また黒や白の量によってニュアンスもだいぶ変わってきますよね。
何色も使うかどうかもわからないカラージェルを買うよりも、限られたお気に入りカラーと白と黒、さらにクリアジェルを混ぜて色のバリエーションを楽しんでくださいね。
ひとつはほしい色、白パール
白、黒、好みのカラージェルのほかに、持っておくと便利なのが白パール。
できればパールが濃い目、未硬化ジェルが少な目のOMDやローズジェルなどのブランドがおすすめです。
毎回マットでは飽きてしまう、もう少し華やかさが欲しいときに白パールはとっても便利なんです。
クリアジェルで薄く伸ばせば純粋なパールだけの発色になります。
ベースにカラージェルを塗って薄く伸ばした白パールを塗布すれば、好みのパールカラーになるのです。
もちろん白パールをそのまま使ってもOK。
つまり、白パールさえあれば、どんな色でもパールカラーが作れるんです。
さらに「上から塗布」ではなく、「カラージェル+白パール+クリアジェル」と混ぜれば、シアー系カラーになります。
クリアジェルの量は好みで調整してくださいね。
カラージェルはメーカーごとの特性を生かして
カラージェルはブランドによって色のトレンドや硬さなどが変わってきます。
硬めのジェルはフレンチやアートなどにおすすめ、逆に柔らかいジェルはグラデーションやワンカラーが塗りやすくきれいに仕上がります。
また節約のためにも、クリアジェル、白、黒、パールなどを活用して手持ちのジェルの色のバリエーションを増やしましょう。
カラージェルはお気に入りだけを2~3色持っていれば十分ですよ。
カラージェルを上手に使って今よりもっとセルフネイルの幅を広げてくださいね!