「ボタニカル」とは「植物由来の」「植物の」といった意味。
ボタニカルネイルとは、植物をあしらったネイルのことを指します。
つまり葉や花がデザインされていれば、ボタニカルネイルなんですね。
しかし花を描いただけではフラワーネイルになってしまい、ボタニカルネイルとは違った印象になります。
ファッション業界でいう「ボタニカル」は葉のイメージが強く、花があったとしても葉が存在していることが多いんです。
そこでこの記事では、葉をイメージしたポピュラーなボタニカルネイルの作り方を紹介します。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
つめ美
もくじ
ボタニカルネイルに必要な材料とアイテム
ボタニカルネイルを作るには、以下ようなアイテムが必要になります。
用意するカラージェルは好みでOKですが、葉や草を描いた時に同化しないような色をチョイスしてください。
今回はオフィスカラーでも定番のベージュを使います。
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植物は絵の具で描きます。
ジェルで描いても構いませんが、絵の具のほうが絵を描くのが簡単なのでおすすめです。
色を重ねることで植物らしさが表現しやすく、初心者さんにも繊細に描くことができます。
水彩用ではなく、必ずアクリル絵の具を使いましょう。
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色は植物や葉をイメージして数色用意してください。
今回はスタンダードにグリーン系2色、イエロー、ブラック、ブラウンを使います。
絵の具を使うときにパレットや水も必要です。
葉を細筆で、茎を極細筆で描いていきます。
またキッチンペーパーは筆を拭き取ったり、水分除去に役立つため必ず用意してください。
失敗した時はエタノールで絵の具を拭き取ることができるため、絵の具に慣れていない人はコットンとエタノールも準備しておきましょう。
ボタニカルネイルのやり方

ダストを払い、爪や爪周りを消毒、油分除去してからベースジェルを塗布・硬化してください。

カラージェルを1度塗りして硬化してください。
少々ムラになってもアートが入るのであまり気にしなくてOKです。
カラージェルを2度塗り、硬化してください。
しっかり硬化してください。

未硬化ジェルを拭き取ります。
ジェルで草や葉を描く場合は拭き取り不要ですが、絵の具で描く場合は必ず未硬化ジェルを拭き取ってください。
未硬化ジェルが付着していると絵の具がノリが悪くなってしまいます。

パレットに数色の絵の具を出し、水も用意してください。
水は絵の具が硬い場合に薄めて柔らかくします。
絵の具は草や葉をイメージして何色が出してください。
1枚の葉でも枯れた部分や新緑の部分、葉が出たばかりの部分と色が違います。
何色か重ねながら使っていきましょう。
この時、ブラックやブラウン、グリーンなど、数色の絵の具を筆に付着させ、茎を描きましょう。
絵の具を混ぜずに描くことで、植物の複雑な色味が出ます。
この時もブラウンやグリーンなど、数色を筆先につけて葉を描きます。
画像のように偏った色味になってしまったら、足りない色味を足しつつ葉を重ね描きします。
グリーンを少し足してみました。さらに黄色を重ねて描いてみましょう。
色味を重ねることで複雑さが増し、よりリアルな葉になります。
筆先に数色の絵の具を付けて、絵の具を混ぜずに描きます。
少し色合いを変えながら葉を描くとより美しく仕上がります。
続けて描き足していきます。

葉を縦長に描くと、爪も縦長に見えます。
筆先につける数色の絵の具のバランスを変えながら描きましょう。

葉の形もすべてそろえる必要はありません。
本物の葉がそうであるように、1枚1枚個性を持った葉を描いてください。
シンプルなほうがいい場合はもう描かなくても構いません。
葉をたくさん描いたほうがより写実的になり、大人っぽいネイルになりますよ。
空いているスペースに茎、葉を描きたします。
絵の具部分を軽く指で触って、乾いていることを確認してください。
乾いていないようなら1~2分待ってから塗布してください。
ボタニカルネイルを綺麗に見せるコツ
コツはこの2つです。
- 絵の具を何色か使う
- ベースカラーはマットを使う
植物の色は1色ではありません。
同じ1枚の葉の中でも、茶色い部分や黄色っぽい部分、緑色の部分など様々な色があります。
その複雑な色味を絵の具で表現するために、絵の具は必ず何色か使ってください。
また慣れないうちは本物の葉や茎と似たような色で描きましょう。
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ベースカラーはマットを使いましょう。
自然界にラメは存在しません。
マットカラーを使うことでより植物のイメージに近づきます。
注意事項
できるだけ、絵の具を混ぜすぎないようにしましょう。
パレットに絵の具を出したら、筆先に何色かの絵に具をとって、混ぜずに葉を描きます。
混ぜないで葉を描くことでムラが出て、リアルな表現ができます。
もし絵の具を混ぜすぎてしまったり、あまり色が出なかった場合には、違う色の絵の具で葉を重ねて描いてみてください。
ムラが出て、色に深みが出ますよ。
ボタニカルネイルの参考デザイン
インスタで見かけた素敵なボタニカルネイルをご紹介します。
デザインや色合いの参考にしてみてくださいね。
ボタニカルネイルで大人元気なネイルを楽しんで
ボタニカルネイルはフラワーネイルと違って、かわいらしいイメージではなく大人っぽさのあるデザインです。
それでいて植物の生命力の感じられる元気なネイル。
ベージュやグレーなどの落ち着いたベースカラーはもちろん、女性らしいピンクや、ポップな黄色、オレンジといったカラーでも合わせやすい万能デザインです。
また葉や茎、1つ1つの形をそろえる必要がなく、少し形が歪んでも植物らしく見えるから手描きが苦手な初心者さんにもおすすめです。
自分だけの植物を描いて個性を出すこともできます。
簡単に自分だけのネイルができるデザインなので、ぜひ挑戦してみてくださいね!